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新会長としての抱負

夢と希望が持てる魅力ある福祉・介護の職場を実現しよう

 


   この度、仲亀会長の退任に伴い静岡県老人福祉施設協議会の会長に新たに就任しました石川であります。
 何分にも浅学菲才の身でありますが、県老施協の発展のために全力で努力していく所存でありますので、会員の皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
 なお前会長の仲亀先生には、十年という長きに亘り県老施協の責任者として強力なリーダーシップと統率力を遺憾なく発揮され、県老施協の健全な運営と発展に御尽力いただいたことに対して、会員一同心より感謝申し上げます。


 さて、今日、私たち老人福祉施設を取り巻く社会環境は、きわめて厳しいものがあります。とりわけ福祉・介護人材の不足が深刻化しており、新設施設だけでなく、既存の施設でも人材確保が困難であったり、離職者の補充が追いつかない状況が続いております。このまま介護報酬が引き下げられ、介護人材不足が継続するならば、持続可能な介護保険制度そのものが内部から崩壊する可能性が出てくるといえます。

 このような状況を見て、厚生労働省は昨年八月に「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」を官報に告示しました。その指針には、介護現場の喫緊の課題である人材確保のために、福祉・介護サービス従事者の給与をはじめとした労働環境の整備やキャリアアップの仕組みの構築などを図る方針が示されていました。

 私たち県老施協としては、人材確保がきわめて困難な時代にこそ初心に戻って、福祉・介護の仕事をもう一度問い直し、魅力ある・ヒューマンな・誇り高き仕事にしていく取り組みをしていかなければならないでしょう。福祉本来の仕事と使命を考えながら、職員の給与・労働条件を含めた処遇改善や、キャリアアップの仕組みの構築、職員育成のためのスーパービジョン体制の確立、管理者・リーダー研修、施設間の共同研修・共同研究、福利厚生の機能強化、福祉・介護職の専門性と社会的地位の向上などに一体的に老施協全体で取り組みをし、魅力ある・誇りと夢が持てる福祉・介護の職場にしていくことが大切です。それが、結果的に人材確保・育成や、利用者に対する質の高い介護サービスの提供につながっていくと考えられます。

 現在私たちは、介護保険制度施行時以上の多くの困難に遭遇しています。この様な時こそ、県内の老施協会員施設は、一致団結して困難に立ち向かわなければならないでしょう。

 県老施協は、主に公益性の高い社会福祉法人等が経営する老人福祉施設関係の団体であります。この公益性という本質を大切にしながら、団体としての自立性・主体性を尊重し、県民の信頼と負託に応えていかなければならないと考えます。


 会員の皆様をはじめ行政機関および各種関係団体のご理解とご支援を切にお願い申し上げる次第です。